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zoom RSS 暴行切り裂きジャック ネタバレ注意

<<   作成日時 : 2009/11/13 19:01   >>

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日活ロマンポルノなので、未成年は読まないように。

音楽がやたらとさわやかな殺人鬼のお話です。
1976年に公開された長谷部安春監督作です。

ケン(林ゆたか)は気の弱い洋菓子職人。同じ店で働いているウェイトレス・ユリ(桂たまき)は気の強い女で客に悪態つくほど接客に向いてない。
彼女はケンに車で送らせる。途中気の狂った山科ゆりが車の前に立ち塞がった。あんまり頭がおかしいのでケンは車でひき殺し、遺体を隠す。
そしてその晩は激しく燃やし尽くした。

ケンはユリに言われるまま女を殺す。
テニスウェアを着た美少女八城夏子を車で跳ね、廃屋に連れて刺し殺す。
岡本麗を外人墓地に連れて行き、あそこを刺して殺す。その死体は墓地の下に隠した。
その度に二人は愛し合う。しかし、ケンも殺しに慣れたせいか、ユリが鬱陶しくなってきた。

ケンはコールガールの丘奈保美をホテルに連れ込んで殺した。
結婚式場で店の常連客で巫女をしていた潤マリを殺す。初めて殺人が発覚したがばれてない。
テレビのニュースで犯行を知ったユリは、ケンを浮気者と罵る。人殺しではなく、浮気者と言い切る彼女はすでに狂っている。

ケンの犯行は留まることを知らない。
ブティックの女、高村ルナの身体を切り刻み、看護婦の寄宿舎で梓ようこたちを殺害する。
その後を着けてきたユリはケンに抱きつくが、ケンはユリを刺し殺し、そのままおしまい。

さらっと流すとただの殺人鬼の話に思えるだろう。しかし、この映画は殺伐とした内容なのに音楽がやたらと爽やかで、陰惨さは感じられない。だばだばだ〜とテンポの遅い歌声が聞えるのだ。
普通ならどろどろとした重苦しい音楽が流れるはずだが、この映画は正反対である。

演じている林ゆたかさんは始まりから終りまで表情を変えていない。普通なら人を殺すたびに顔が快楽で歪んでもおかしくないのに、林さんはあくまで普通。淡々と殺人を繰り返す様子が怖いというより、爽やかさを感じました。
ユリ役の桂さんはあまり美人とは言えませんが、エキセントリックな雰囲気はあっていると思います。

ケンは最後まで警察に捕まらずに終わったが、別に彼が捕まらなくても不満がないから不思議だ。さわやかな殺人鬼。江戸川乱歩の盲獣のような感覚である。
推理物ではないから、これでいいのである。

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