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zoom RSS 蜘蛛巣城 ねたばれ注意

<<   作成日時 : 2010/04/29 21:19   >>

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1957年に東宝で公開された黒澤明監督作です。原作はシェイクスピア4大悲劇のひとつマクベスです。

今まで私は黒澤監督を避けてきました。理由は避暑ぶってただけです。しかしなぜか黒澤監督作が観たくてたまらなくなり、借りた次第であります。

主人公、鷲津武時(三船敏郎)と三木義明(千秋実)は北の館と砦を守り、その報酬を受け取るため蜘蛛巣城へ向かった。途中蜘蛛手の森に迷い込み、怪しげな老婆に出会う。
老婆は武時に北の館の主になれるといい、義明は一の砦、武時の受け持っていた砦の主になれるというのだ。さらに義明の息子が次の蜘蛛巣城の主になるという。
城へ行けば老婆の予言通りになった。

ここで満足していれば順風満々に過ごせるはずが、妻の浅芽(山田五十鈴)にしゃべってしまったのが運の尽きと言える。彼女は懸命に夫をそそのかし、大殿(佐々木考丸)を殺して、小田倉則安(志村喬)に罪を着せろという。実際それをやって、武時は城主になった。
武時より妻のほうが貪欲なため、夫は蟻地獄へ嵌ってしまい、地獄へ落ちる羽目になる。

この作品の真の悪人は浅芽だろう。夫をねちねちと理屈をつけてそそのかし、武時を出世させる。友だろうがなんだろうが、陥れて殺せという彼女こそ、鬼である。本来小心者の武時は義明の幽霊を見て錯乱する始末だ。
その悪人も死産という結果で気が狂う。自業自得だ。その演技を山田さんが淡々と演じるから余計不気味に感じた。

最後、武時は味方に裏切られ、矢を放たれて死ぬ。
昔、黒澤監督が本当に矢を三船さんに放たせたというが、三船さんの表情がすべてを物語っている。わざとらしさがなく、必死に矢の雨をかわし、逃げ惑う様は鬼気迫るものを感じた。

この映画は俳優が咽から振り絞るような声をあげているので、聞き取りづらい台詞をしゃべるので困った。むしろこの聞き取りづらさが迫真の演技を生み出していると思う。
あとエキストラの数がすごい。予算をふんだんに使っていると思うが、それを生かしきっている。
まさに世界のクロサワだ。あっという間に時間が過ぎた。
東宝では世界の黒澤、カルトの石井輝男。この二人が日本映画界を支えていたのだと思う。
あくまで私の意見だけどね。面白い映画ならなんでも観ます。もっとも興味が沸けばの話だが。
面白い映画を観てほくほくです。


蜘蛛巣城<普及版> [DVD]
東宝
2007-11-09

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