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zoom RSS 羅生門 ネタバレ注意

<<   作成日時 : 2010/05/03 17:07   >>

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1950年に大映で公開された黒澤明監督作です。原作は芥川竜之介の『藪の中』ですが、タイトルが羅生門です。

土砂降りの中、羅生門で雨宿りしている人間が3名。
そま売り(志村喬)と旅法師(千秋実)、そして下人(上田吉二郎)である。そま売りはある殺人事件を目撃した。
武士(森雅之)が死骸で発見された。そま売りは検非違使に訴え出る。
放免(加東大介)に捕らえられた容疑者は多襄丸(三船敏郎)であった。彼は武士の妻(京マチ子)に惚れ、武士をだまして縛り上げた。そして自分が殺害したというのだ。

一方、女のほうの意見は違う。手篭めにされた後夫の視線が痛くてたまらず、自分が殺したという。

今度は霊媒(本間文子)を使って武士の証言を聞く。彼は自分のふがいなさに自害したというのだ。

3人が3人とも自分がやった(自殺)というのだ。そま売りが見た真実は3人とまったく違うが、すねに傷を持っているので本当のことは話せなかった。
ちなみに3人は自分のことを都合よく話しているが、そま売りの話はまったく別物です。ですがそま売りにとって3人とも嘘をつくことが恐ろしいと思っていたようです。
しかし男の証言を聞くために霊媒を使うとは、平安時代はオカルトに頼るのが当たり前だったのか。
ちなみに芥川さんの原作どおりです。元ネタは今昔物語集だそうです。

黒澤監督にしては俳優の数は8人しかおらず、セットも森の中や、朽ち果てた羅生門、検非違使の詰所というのか、そんなところ。容疑者たちはたぶん検非違使の偉い人の前で話していると思うが、姿は見えず、容疑者たちは独白しているのである。
この映画は戦後5年後に作られたんですよね。だから低予算なのだろうか。もっともそれを効果的に演出をしているので面白かった。

どうでもいいが、下人役の上田吉二郎さんは石井輝男監督作にもよく出てました。すごくなまりのあるしゃべり方でしたが、羅生門では普通にしゃべってました。
ちなみに下人は老婆の着物ではなく、捨て子の着物を剥ぎ取っていきました。最後はそま売りが赤ん坊を引き取って終わります。


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2008-05-23

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
森の中での京マチ子のキスシーン、彼女が目を開けているのがリアルでした。
サイケおやじ
2010/05/08 10:03
私は京マチ子の変幻自在振りが怖かったです。
泣き崩れたり、狂い笑いをあげたりとかね。
江保場狂壱
2010/05/08 20:26
羅生門 ネタバレ注意 江保場公園/BIGLOBEウェブリブログ
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