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zoom RSS らしゃめんお万 雨のオランダ坂 ネタバレ注意

<<   作成日時 : 2010/06/24 16:44   >>

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日活ロマンポルノなので、未成年は読まないように。

1972年に公開された曽根中生監督作です。

昭和初期の上海が舞台です。混血児のお万(サリー・メイ)は汪老人(久松洪介)と暮らしていた。サリーさんは見事な金髪だが流暢な日本語を話す不思議な人です。
上海で知り合った竜二(武藤周作)といい仲になった。竜二は自分は日本の特務機関に勤めていると言うが実は嘘の皮であった。彼はお万を日本に売るために邪魔な老人を隻眼の男、政吉(大和屋笠)に頼んで殺させた。大和屋さんは日本に帰ると古谷一行さん扮する金田一耕助に似ている。

一ヵ月後、お万と、竜二は日本へ帰って来た。風の便りではお万の母おりんが日本にいるというのである。二人は横浜の長屋に住み、仕事が終り次第、母を探し出すという竜二の言葉に、お万は身も心も捧げていた。実際はかつての情婦であるお秋(林美樹)の元に通っており、彼女から金を借りて給料と偽っていた。そして二人でエッチを楽しんでいた。
政吉はお万の元にやってきて、竜二がヤクザとばらしてしまう。それでお万に責められるが、竜二は口八丁でお万を言いくるめた。女ってのは惚れた男に弱いと言う典型的なパターンだ。

竜二は、バクチで負けたと嘘をつき、お万を遊廓に売ってしまった。竜二のために働かせるのがミソだ。あくまでお万に自主的にやらせることで、お万に怨まれないように配慮している。態度を豹変させて売り飛ばせば、恨みを買っていただろう。竜二もなかなか策士だ。
遊郭の親爺に源氏名をつけられる。らしゃめん。これで題名通りになった。客に金髪の陰毛をよこせと迫られるし、踏んだり蹴ったりであった。

そんな時なぜかお万に好意を持っている政吉が、ある日遊郭で写真を見て、指名した。そこでお万がかつて自分が殺した汪の身内と知った。
政吉は大金を賭場から盗み出しお万を身請けした。そして自分が竜二に頼まれて汪を殺たことを告白した。お秋にお万を預けた。その後、政吉は組の者に殺されてしまった。

お万はお秋の元で壺振りの修行をした。雪の降る日も、夏の日にも壷振りをしていた。三年後、賭場を渡り歩いている竜二を探しだす為である。このとき挿入歌が流れてます。竜二を探して賭場から賭場へ渡り歩く。

長崎の料亭でやってきた。料亭の女将がお万の母おりん(南寿美子)である事を知ったが、賭博師である自分を恥、名乗り出ることができなかった。金髪の子供ができると言うことは父親は白人だったのだろう。日本人が父親だと相手が白人でも金髪にはならないと聞いたことがある。
そしてついにお万は竜二とめぐり合うことができた。そして抱かれた。怨んでいるのか、愛しているのかどっちかにしなさいよと、きっちりさせたくなるが、人の心は不可思議なものなんです。まあ、十分ごとに裸を出さなくてはならないが、それさえ守れば何をしても許される世界であった。

ところが、おりんの娘お菊(山科ゆり)(即ちお万の義妹にあたるのだが)が竜二と駈け落ちの計画を立てていた。山科さんは相変わらずの白痴美だ。男にころっと騙されてるとこなんか特にね。一応お万はお菊に忠告するが、恋に焦がれるお菊には聞く耳持たない。
おりんはお万に自分が子供を捨てたことを告白した。混血児は日本じゃいじめられるのを恐れたからだ。そして今は
旦那と出会い、お菊が生まれて幸せに暮らしているが、捨てた子のことを忘れていなかった。それでもお万は名乗ることはなかった。お菊は駆け落ちすると書置きを残した。

お万は自分に出来る恩返しのために、旅館で絡み合っている竜二とお菊の部屋に入り竜二をドスでつき刺そうとした。この辺りは男と女の体格の差で悪戦苦闘していた。つーか、殺すより、他にやることはなかったのか?
お万は警官に連行されて終わる。

サリー・メイという人は出演作品が少なく、詳しい情報がない。しかし彼女は生粋の白人だと思う。それにしては日本語が流暢過ぎるが、オスマン・ユセフなどもいるから珍しくはないだろう。
しかし金髪で日本結いは少し気味が悪い。髪を下ろせばそれなりにいいのだが、完全にミスマッチだ。
着物を着た白人の壷振り博徒のアイディアはよかっただけに惜しいと思う。
この作品はサリーさんが主役だから仕方ないが、山科さんの出番が少なく、残念だった。真夜中の妖精が特に印象強くて困る。

追記:6月28日。
サイケおやじ様の情報によると、サリー・メイさんはハーフの日本人とのこと。数年前に亡くなられたそうです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
サリー・メイは日本人です。
拙サイトの「闇の中の妖精」で特集していますよ。
当時はなかなかの人気がありましたよ。
レコードも何枚か、出してます。
ちなみに数年前、掲示板にサリー・メイの息子さんから書き込みがあり、彼女は既に亡くなったことを知りました。合掌。
サイケおやじ
2010/06/26 20:38
そうだったんですか。確かにあの金髪はどこか作り物の感じがしました。
江保場狂壱
2010/06/28 07:57
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