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zoom RSS 堕靡泥の星 美少女狩り ネタバレ注意

<<   作成日時 : 2010/08/29 13:27   >>

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日活ロマンポルノなので未成年は読まないように。東映の鈴木則文監督作というから驚きです。

1979年に公開されました。

ある雨の晩、強姦殺人犯、蛭川源平(山本昌平)は、神納康久(名和宏)の家に押し入り、金を奪うと、縛りつけた康久の前で、妻のとき江(飛鳥裕子)を犯した。東映ポルノだと派手だったが、ロマンポルノなので少し過激に、淡々としたエロスですね。
蛭川に反応を示したとき江に対する憎悪を、康久は悪趣味にも日記に記し、夜毎、とき江を縛り異常性欲に耽った。
やがて、とき江は妊娠した。康久は怒った。誰の子かわからない達也が生まれたのだ。小さな達也は、父親の部屋で繰り広げられる異常な光景を鍵穴から覗いた。とき江を縛り、康久は銀座のママである佐恵子(岡本麗)の情事を見せ付けた。
やがてとき江は、自殺する。彼女のカルテは宮原(森塚敏)が康久に依頼され、病死に書き換えたそうだ。
ロマンポルノでも子役が平気で出演するが、女性の裸は見せないようにしていると思う。

成長した達也(土門峻)は、財産管理のできる成人になるまで、偽善者の仮面をかぶり、善良な若者を装い、父親の友人である宮原の娘である幼な馴染みの由美子(波乃ひろみ)とも健全な交際をもっていた。やがて、二十歳を迎えた達也は、どす黒い野望を行動に移し始めた。

高校生になった達也は、偶然父の日記と母親の痴態の写真を読んで、殺意を感じるのだった。達也の青春を、授業中に習ったナチスのユダヤ人虐殺や、夜の霧などを学んだ。そして悪の紋章、ダビデの星が覆った。地下室に檻をつくり、コレクションの準備をする。最初の犠牲者、父親の愛人であった佐恵子を拉致監禁し、誕生日パーティの最中に抜け出し、独房で彼女の乳房を何度も刺し、殺した後でさらに犯し続けた。そして何事もなくパーティに戻るのであった。
その死体は捨てられたが、刑事は蛭川の犯行と判断した。

次の標的はテレビで観た秋田在住の清純な高校生、西崎清美(小川亜佐美)だ。小川さんは夢野久作の少女地獄にも女子高生役で出演していた。年齢不詳にもほどがある。清美は毎日の拷問に、従順な奴隷、牝犬に化していく。なぜか彼女に浴衣を着せていた。最後は飽きたのか捨てられた。達也の犠牲者の中で彼女だけが生き残っている。

さらに達也は、清純派の人気歌手の八汐路ジュン(八城夏子)と付き人の町子(朝露友香)をコレクションに加えた。
達也は町子をひいきし、ジュンを犬扱いさせた。上下関係が逆転した二人の関係は目を覆うばかりだ。

一方、強姦殺人を繰り返しながら逃亡生活を続けていた蛭川(髪はパーマがかけられていた)は、新聞で達也の顔を見て自分の息子と直感、その家に向かった。ジュンは達也を殴り、逃げようとしたが失敗した。町子は一見従順に見せて隙を見て逃げ出したが、蛭川に捕まった。
達也は蛭川を歓待、蛭川は達也のコレクションをむさぼり楽しんだ。町子の首を絞めて殺し、気の狂ったジュンを素っ裸で放置した後猟銃で撃ち殺した。

過去にトーリングに出た達也は波の荒れる沖で、康久を海へ投げ棄てた。最初から父親を殺すつもりだったのだ。事件は事故として処理され、達也は四十億の財産を継ぐことになったのだ。正確には土地代も含まれるが、それは宮原教授に売った。
達也は最後の標的、汚れを知らない由美子を狙った。達也は由美子を縛り天井に吊し、責めあげ、羞恥の極につきおとす。失神した由美子に蛭川がむしゃぶりつく。由美子は聖書の一端を口にするとなぜかドラキュラ伯爵のように苦しみだすが、由美子の垂れ流す聖水に目を覚ました。

犯すことに夢中の蛭川の首にロープをくくりつるし上げた。達也の目に一筋の涙が流れる。由美子はそんな姿に、達也を抱きしめ、愛をむさぼった。ここがまともな濡れ場であった。
達也はその由美子の姿に、死んだ母を見た。翌朝、由美子は遺書を残して首を吊っていた。清いはずの由美子は、高校二年の夏、実父とただならぬ関係をもった。ダビデの星は、達也につけられるまでもなく、すでに由美子の胸に輝いていたのだった。さすがに実父と交わるシーンは撮れなかったようだ。

最後は由美子の幼少時と現在の幻影を見て終わる。
美女を拉致しては調教するサド物だ。鈴木監督は東映でもポルノ映画を撮り続けたが、東映と日活ではどこか演出が違う気がした。はっきりとはわからないが、違うと確信した。
主役の土門さんはやってることは陰惨なのだが、どこかさわやかだ。役者の力だろうか。

友情出演で菅原文太さんが出演していた。何の脈絡もなく。しかも本人は星桃次郎と名乗っている。トラック野郎シリーズの主人公の名前だ。はっきり名乗ってました。
もっともトラック全体は映しておらず、運転席だけであった。ロマンポルノに菅原さんが出演していたのは意外であった。

内容は陰惨だったが、どこかさわやかな余韻に浸っていた。監督の力だろうな。

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