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zoom RSS 亡霊怪猫屋敷 ネタバレ注意

<<   作成日時 : 2011/04/21 15:39   >>

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 1958年に新東宝で公開された中川信夫監督作です。

 話は現代と過去に分かれている。現代は白黒だが過去は総天然色だ。この違いはなんだろうか?

 医者の久住(細川俊夫)は妻の頼子(江島由里子)が結核持ちなのである屋敷を買い取りそこですむことにした。
 しかし頼子は薄気味悪い老婆(五月藤江)を目撃し、彼女を殺そうとするのだ。そこで和尚(林寛)に過去の話をした。

 当時の屋敷には将監(柴田新)という癇癪持ちの家老がいた。彼は小金吾(中村竜三郎)と囲碁を打ったが得意の癇癪を爆発させて、小金吾を殺し、壁の中に塗りこんだ。将監の殺陣はどこかへっぽこだった。効果音もなく、どうにも迫力がない。
 母親の宮路(宮内文子)は盲目で息子の安否を気遣ったが、息子の幽霊が犯人を教えてくれた。目は見えないが息子は見えるらしい。将監に問い詰めるが逆に手篭めにされる。眉なしメイクの宮内さんが不気味だった。彼女は飼い猫のタマに恨み言を話し、自害して血をなめさせた。というか猫に復讐を頼むなよ!ツッコミどころ満載だな。

 将監の息子新の丞(和田桂之助)は父親と違い、真人間であった。女中の八重(北沢典子)と結ばれたいと思っているが、これは無理だろう。そもそも当時の日本は身分が大事だからね。

 宮路はオババ様(五月藤江)に乗り移り、将監を苦しめた。五月さんは怪奇映画では怪しい老婆を演じているので、普通に正装している姿は新鮮でした。

 化け猫の怨霊にとりつかれたオババ様は超能力で手招きすると相手の身体を自在に操り、女中を殺害した。そして将監と新の丞を同士討ちにさせお家断絶になった。
 ここら辺のくだりは殺した小金吾や宮路、八重の幽霊が出てきて、テンポの高い音楽とともに流れていく。中川監督はよくそれを多用いしていた。

 頼子はその家に仕える家来の佐平治(石川冷)の子孫だった。というか将監の血筋とは関係ないのかよ!坊主にくけりゃ袈裟までにくいという発想ですね。
 頼子の寝室の壁が崩れ、中からミイラが出てきた。壁に埋められた小金吾だった。ミイラを手厚く葬ると老婆は出てこなくなった。老婆はずっと息子のなきがらを探していたのだろう。

 私は猫が苦手でして、猫は人を祟ると言われております。まあひどく迷信深いですがね。話としては飼い猫に一族の復讐を託すのはどうかと思います。なんかの呪術や儀式を施したならわかるけど、ただ恨み言を聞かせただけで猫が復讐するなら誰でもしてますが。そこらへんは映画だから細かいことはいいっこなしってとこですかね。


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