江保場公園

アクセスカウンタ

zoom RSS 怪談 かさねが淵 ネタバレ注意

<<   作成日時 : 2011/04/27 14:14   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 1957年に新東宝で公開された中川信夫監督作です。脚本は川内康範氏です。

 金貸しのあんま宗悦(岬洋二)は旗本の深見(中村彰)に貸した金を取り立てに行くが、神経質な深見は金が返せないと逆上し、宗悦を殺してしまう。関係ないが斬られるシーンはどこかへっぽこで効果音がないから迫力がない。それに斬られてもなかなか死なない宗悦はすごい。

 下男の勘三(横山運平)に命じて死体を捨てさせる。その後宗悦の幽霊を見た深見は気が狂い、自分の妻房江(宮田文子)を殺し、自身も宗悦を捨てたかさねが淵に沈んでしまう。ここで自分を殺した深見に復讐を果たしたが、復讐鬼はそれだけでは満足できないのだ。

 勘三は深見の息子新吉を羽生屋に捨てた。そして20年後、新吉(和田孝)は羽生屋の奉公人として働いていた。そこの娘であるお久(北沢典子)に惚れられるが、身分違いでやきもきしていた。この時代にしては惚れた腫れたは珍しい。
 お久は三味線の師匠である豊志賀(若杉嘉津子)のもとに通っていた。豊志賀は新吉に惚れていた。羽生屋のおかみはお久と金持ちの家に嫁がせたいので新吉を追い出した。

 大村(丹波哲郎)は裏で暗躍し、豊志賀の身体を狙っていた。ある日豊志賀は三味線のバチで怪我をした。それ以来豊志賀は猜疑心が強くなり、新吉に執着するようになった。

 大村は豊志賀にうそをつき、彼女は自分の顔が腐っていることに気づく。ここで豊志賀の女中であったお鉄(花岡菊子)から事情を明かされる。豊志賀は宗悦の娘おるいであった。

 おるいは嫉妬心に狂い、やがて死んだ。そして新吉は彼女の幽霊を見る。新吉はお久と一緒に逃げるが、お久がおるいに見えた。そして自分の父親と同じ女房を殺したようにお久を殺してしまう。使った凶器は勘三が宗悦と一緒に沈めた鎌であった。
 そして因果応報、今度は大村に殺されてしまう。その大村もおるいの幽霊が見えるようになり、あたり一帯斬りまくる。そして大村はかさねが淵に沈んでいった。

 最後は勘三とお鉄が死んだ3人の冥福を祈り、おるい、新吉、お久の魂は灯篭とともに流れていった。

 考えてみればおるいは新吉を恨んで死んでいったから、大村を怨む筋合いはないと思う。おるいの顔の怪我も大村のせいではないし、最後大村は宗悦の幽霊を見て死ぬが、大村は宗悦を知らない。一応悪人が死なないと盛り上がらないのだろうか。
 中川監督作では天知茂さんが悪役を勤めていたが、今作は丹波哲郎さんが演じている。新東宝時代でも悪役を演じていたのですよ。
 若杉さんの恨みのこもった演技も必見です。


怪談かさねが渕 [DVD]
ジェネオン エンタテインメント
2008-01-25

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 怪談かさねが渕 [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

怪談 かさねが淵 ネタバレ注意 江保場公園/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる