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zoom RSS 徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑 ネタバレ注意

<<   作成日時 : 2012/08/18 11:43   >>

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 一九七六年に東映で公開された牧口雄二監督作です。

 一応ドキュメントタッチで構成されています。八百屋お七が放火の罪で火あぶりにされたりしますが、さらっと流されています。

 長崎奉行所の同心の伊織(風戸祐介)ととよ(内村レナ)の悲恋を描いています。とよの家族は切支丹で目明しの弥吉(長島隆一)によって捕らえられました。

 責任者の高坂主膳は切支丹たちの改宗を名目にしておりますが、実際は残虐な拷問が大好きなサディストでした。しかも捕らえたとよが部下の女と知るとわざわざ側女にするという陰湿な人間です。

 ところがそれを汐路章さんが演じているから、暗さがない。汐路さんはノリノリで拷問を楽しみ、バカ面で女を抱くシーンは暴君というよりバカ殿を連想させます。一応高坂は切支丹の拷問で大名に出世したのですが、さすがにそれでは救いようがないので、伊織ととよはあの世で結ばれた描写になっております。

 とよの場合切支丹なのですが根性がない。妹のみつ(増田美紀)は目を潰されても、姉が仲間を売ったことを罵倒するし、父親(疋田泰盛)も自分が死ぬことより、娘たちの幸せだけを願っていた。他の切支丹仲間もとよを罵倒せず、死んでいった。

 とよは最後牛裂きの刑で死んだが、牛に股を裂かれたにもかかわらず、安らかな死に顔になっていた。ちなみに副題の牛裂きの刑はこれでおしまい。

 第二部は川谷拓三と橘麻紀の話だ。川谷さん扮する捨蔵は吉原で遊んでおきながら金がなかったために下働きされるはめになった。しかしふんどし姿で尻丸出しに踊り狂う川谷さんはやけくそ気味に見える。

 そしてオツムが弱そうな橘麻紀さん扮するおさとと逃げる。捨蔵は堕胎や、羅刑を見せつけられ、逃げることにした。行く先々で詐欺などを繰り返すがうまくいかない。同心の伝兵衛(有川正治)に捕まってしまう。

 ここで川谷さんが水車にくくられ、水攻めの拷問を受けるが、これは本物なのだろうか。牧口監督は川谷さんに対して恨みがあるのか、それとも川谷さんの役者魂の表れなのか。多分後者だろうな。

 最後捨蔵はヨッパライの通行人に竹ののこぎりで首を切断されて死んだ。陰惨な話なのだが川谷さんのキャラのおかげで薄れている。

 なんとなく石井輝男監督の徳川女刑罰史に似ている。牧口監督がインスパイヤしたのだろうか。ぐろいのはこちらのほうが上ですけどね。カタルシスがなく、悪趣味な作品なので見る人を選びますね。ですがジェットコースターのような展開で、人間味あふれる作品なので一生に一度は観るといいでしょう。観た後の責任は持ちませんが。


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