網走番外地 荒野の対決 ネタバレ注意

網走シリーズも5作目を迎えるとつっこみをいれるのが面倒になる。

面白いんだからつっこむのは野暮ってもんです。健さんが何度も刑務所に出たり入ったりしたり、鬼寅さんが神出鬼没だったりしますが、それをひっくるめて楽しむのが通です。

1966年に公開されました。
網走刑務所では囚人仲間が病死しました。田中邦衛は遺体を背負わされ、待田京介と一緒に寝ずの番をする羽目に。ひとりになるのが嫌だから理由をつけて逃げようとします。

健さんはホモくさい由利徹と一緒に仮出所しました。途中道南射撃大会で飛び入り参加。
優勝者は杉浦直樹でしたが、三原葉子の提案で勝負するはめに。そこで健さんは優勝しました。商品は子馬です。
しかしそれにはからくりがありました。実は田崎潤が細工していたのです。それを杉浦も見抜いていましたが、馬を売った金を分けると言うことで話をつけました。

しかし子馬を持ち逃げされ、追いかける健さんと杉浦。子馬は悪徳牧場に連れて行かれました。子馬を乱暴に扱う牧場に健さんはむかついて子馬を引き取ります。

健さんは網走仲間のいる牧場で厄介になってました。最近権田牧場が他の牧場に嫌がらせしたり、セリ市を邪魔したりとやりたい放題。もちろん我らの鬼寅、嵐寛寿郎も登場します。
網走仲間の谷隼人に子馬を殺され、牧場の草に毒をまかれ、馬達はばったばったと倒れます。牧場主の娘、大原麗子は泣き崩れ、健さんの怒りが大爆発。
谷も罪悪感から権田から健さんに味方します。

健さんらは馬に乗り、ドスを手にします。そして悪徳牧場に殴り込みします。
そこには客分になっていた杉浦も登場。彼は昔権田に牧場を潰され、両親が自殺し、自分自身も片足をやられ、復讐の機会を狙っていました。
権田には娘がおり、娘に手をかけようとした杉浦を健さんは止めます。
たとえ悪人でも親は親。子は子です。
そして物語は大団円を迎えるのでした。

網走番外地は勧善懲悪な世界です。まあ健さんは前科者ですが、筋を通す任侠のひとです。
網走仲間達と一緒に悪人たちをこらしめる。わかりやすい話です。
まあ第一弾は南原宏治に巻き込まれて脱獄する嵌めになったけどね。
今回は馬ですよ。馬に乗り颯爽と駆け巡るんです。さわやかですよ。
西部劇に出てきそうなホテルに、悪徳牧場主。これぞスキヤキウエスタン・・・、とは呼ばんでしょう。昨日観た花と嵐とギャングを見て思ったけど、石井監督は日本でポップでおしゃれな映画を作ろうと思ったのでしょう。ただ西部劇は外人だと似合うけど、日本人だと滑稽に見える。滑稽だけど面白ければそれでいいのです。

今では渋いイメージのある健さんですが、当時はまだ渋みはなく、甘い感じです。
そんな健さんも魅力満点ですよ。


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2003-06-21

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