フィクションで人殺しをするのは犯罪か?

 漫画やアニメ、小説ではよく人が死ぬ。作中の人物を殺したらその作者は犯罪者になるのか?

 横溝正史の八つ墓村にこんな描写がある。久野医師は探偵小説が好きだ。人がよく殺されているが、探偵小説の作者や読者に、それほど悪人はいないということだ。
 さらに作中で金田一耕助は人間は、精神的に始終、人殺しをしているようなものだと。想像の中で人を殺しても犯罪にはなりませんからね。

 しかし実際はそう思わない人が大勢います。いや、ネットでは気軽に創作系のサイトに行けるし、今の人はフィクションでも人殺しを毛嫌いする意向はあります。
 手塚治虫先生は人が死なないと盛り上がることができない人で、アトムにしろブラックジャックにしろ後味の悪いオチが多いです。これはアニメ監督の宮崎駿氏も毛嫌いしていたそうです。もっとも手塚先生は空襲を体験しており、死の概念が現代の人と大きく違うので、一概に手塚先生を非難することはできません。
 逆に戦争で南方に行ってた水木しげる先生は自身の経験を漫画にしたりしてます。墓場鬼太郎を読みましたが、直接的に人を殺すシーンは少なく、鬼太郎と係わって文字通り地獄へ堕ちたりしますが、人間世界と隔離されたことでわずらわしいしがらみから抜け出た人もいるので、難しいところです。

 で漫画といえば少年ジャンプや少年マガジンなど、少年物でもたまに人が死にます。ヤング関係でも人は死にます。金田一少年の事件簿や名探偵コナンのときはじゃんじゃん死にますが、コナンは人が死なない場合もあります。

例の条例が可決されました。児童ポルノだけでなく、殺人も規制される可能性があります。同じ人が死ぬにも悪人が殺されるならいいのではと思う人もいるでしょうが、法律を無視して悪人を殺すのも問題です。やられたらやり返すという理屈ですが、これは子供のときにしか通用しないです。
 フィクションなんだから悪人を殺してもいい気がしますが、現実と妄想の区別が付かない人が多くなったのが原因ではないでしょう。娯楽が充実し、ゲームやネット、様々な触媒から情報を簡単に引き出せる時代になったためかもしれません。

 ただこれは親がきちんと躾ければ問題ないのですが、中には共働きで忙しく、子供の躾けに時間を割けない人もいるでしょう。ですが子供の一生を思えば親が責任を取るのが筋でしょう。今は子供が子供を生んだとしか思えない親が多いです。今の日本には子供の躾けをきちんとすることが大切だと思います。
 ひたすら楽な道ばかり歩いているといざ道が荒れてきた場合に対処できなくなります。

 漫画やアニメで人が死ぬにせよ、親がきちんと子供を躾ければ問題ないと思いますがね。私なんか小学生の頃親父が隠していたプレイボーイ(のちにキン肉マン二世が連載されるとはおもわなかった)を読んで、母親から説教を食らいましたからね。それ以来読まなくなりましたが、成人になると文句は言われなくなりました。
 やはり親の躾が大事だということですね。