ハーレムキャッスル4 今度は海外に舞台を移す

 来年のハーレムシリーズはハーレムウォーリアだよ。挿絵はレジスタンスとジェネラルのかん奈先生です。

 キャッスルも4作目になったが、別に伏線が貼ってあるわけでもなく、あくまで人気が出たから続編出した感じですね。もっともハーレムシリーズではキャッスルの方がキャラが立っているから続編は当然だと思う。

 今回はダリシン王国にフィリックスが赴きます。ダリシン国王が薨去し、王太子カスピアンが即位するのでそのための旅行です。てっきりロイヤルガードのおまけに出ていたエロイーズが出ると思ったのに、ダリシン王国という斜め上な展開に読者はポカーンでした。

 そのためか新キャラのインテグラはキャッスルでは類を見ないキャラになってました。ミステリアスだがフィリックスが好き、そしてナイフの腕はウルスラのお墨付きという異色さです。一応彼女の肩書はダリシン王国の王弟ブラウシュビッツの娘です。表紙絵ではコードギアスのC・Cに似てますね。もっとも彼女は性格が読めないだけで、本来は可愛い女性です。ちなみに2で処女を散らしてますが、3ではさらっと流されています。

 ダリシンにはフィリックスの叔母であり、故ローゲンハイドとヒルメデスの妹であるクシャナがカスピアンの妻で自動的に王妃になりました。ちなみに6歳のの子供がいます。

 ダリシンにはウルスラ、シャクティ、サーシャも一緒です。サーシャは今回カラー絵になりましたが、サーシャって髪が長かっただろうか。おそらくキャラが増えすぎたので他国に行くことでキャラを減らした感じでした。おかげでキャッスルの名物であるグロリアーナの出番が少なかった。

 フィリックスはダリシンでは宰相オズワルドによる謀反に巻き込まれましたが、それを自分で解決したことでフィリックスの名声は上がりました。悪運の強さがフィリックスの強さだろうか。

 あとイシュタールとダリシンには街道が設備されてある。ローマ文明でも同盟国との街道の設備は重要視されていた。いつでも軍隊を迅速に移動できるメリットがあるが、敵にも攻められやすいデメリットもある。それ以上に物流がよくなることが重大である。今まで何日もかかったのに、街道だと一日で着けるからだ。

 もっとも昼夜兼行で早馬を飛ばして丸一日で王都から王都に移動できる距離のようだ。片道でゆったり3日間かかるみたいだ。クシャナが十年前に嫁いだそうだが、ローゲンハイドが妹のために街道を設備したのではないかと思われる。ダリシン名物の蜜柑も今は庶民の味だが、それ以前は貴族の口にしか入らなかったのではないか。それにローゲンハイドは芸術を愛していた。イシュタールからダリシンに芸術が流れていった可能性も高い。もっともヒルクルスはローゲンハイドの行為を愚行と罵ってそうだ。

 クシャナのヒルクルスの感想は文武両道に優れた覇気溢れる少年だが、同時に身に余る野心を持っていたそうな。後者は褒め言葉じゃないよね。
 フィリックスは王太子になったばかりだとヒルクルスにその座を渡したかったけど、他の姫君の処女を奪ったから安易に責任を破棄することはできないと、成長してました。
 それに王弟派といえばシャクティの父親は王弟派だから、シャクティが王宮に上がるのは敗者と同化する精神に近いと思います。

 キャッスル4の問題は絵師の方が病気で、本作の絵がひどくなったことだ。ひどいのは37ページだけであとは普通だと思うが、いつもより絵が白いとは思いました。他に絵が出たのはディアーネとコーネリア、グロリアーナだけでした。ルイーズやマガリ、キャロルなどイラストすら出ないキャラが増えてきました。クシャナはダリシン限定キャラなので文章だけでしか出ないと思いますが、クシャナより、他の姫を出してほしかった気もする。

 さらにクレオンレーゼの姫君と他に国内の貴族の娘が数人おります。すべてを出すのに何作かかるか、何年かかるか。読者はそのことに不安になってきているのでしょう。続編が出ても手放しで喜んでいないように思えました。それでもキャッスル5を期待するのも相反する状況に悩まされていますね。


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